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<title>ベーシックインカム・実現を探る会：BIメールニュース</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/</link>
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<pubDate>Mon, 28 Jun 2010 22:54:47 +0900</pubDate>
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<language>ja</language>
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<title>ＢＩメールニュースNo.046　 2010.05.08発行 バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/189</link>
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<pubDate>Tue, 08 Jun 2010 23:15:39 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.046　 2010.5.8発行
【1】『ベーシックインカムという英知』　 　　　古山　明男
【2】BIニュース
ベーシック・インカムが「コトバンク」に掲載されました。
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】『ベーシックインカムという英知』
古山　明男

それぞれの人間や企業が、自由にそれぞれの利益を追求すれば、自然とうまく行くのだという考え方がある。しかし、個別の利益追求が、全体としての最善になるとは限らない。
英知が必要である。
こういう場合を考えていただきたい。
漁師たちがある湖で魚をとっているとする。ある漁師が大型船と大きな網を導入し、たくさん魚を捕るようになった。他の漁師も競って、大型船を導入する。
だが、それを続けていれば、やがて魚は取り尽くされ、すべての漁師は破産してしまうのである。個別の漁師はそれぞれの最善の利益を追求している。しかし、全体は破滅する。
人件費について同じことが言える。
乱削減すると、全体が破滅するのである。
科学文明が発達した。人間の代わりに、機械という奴隷たちが、効率よく正確に働く。経営者は、大型工場と近代技術で生産性を上げ、人件費を必要最小限にする。人間はできるだけ雇わない。企業は競って、雇用を減らす。
しかし、それを続けていればどうなるか。やがて雇われている人間は減るし払われる労賃はどんどん減る。人々が貧しくなる。人々にモノを買う力がないから、工場も破綻する。
一企業としては人件費は少ないほどよい。しかし、国の経済全体としては、人件費があまりに少なくなると、全体が破綻してしまうのである。
もちろんストレートにこのようになるわけではない。高度成長期には問題なかった。次から次へと、新しい職が生まれて、職を求める人たちを吸収していった。国も公共部門で雇用を作りだした。しかし、高度成長が終わって、個々の企業の合理化が進めば、働き口も、労賃の総計も減る。
そのとき、労働の報酬以外の所得がないと、全体の購買力を保つことができないのである。一つ一つの会社は人件費を減らすことを考えざるを得ないが、一国の経済全体に関しては、人件費を切り詰めたからいいということはない。むしろ、どれだけ生活費に回ったかが、国の豊かさなのである。
ベーシックインカムが必要になる経済学的理由である。

＜古山明男　氏　プロフィール＞
古山教育研究所を主宰
 http://www.asahi-net.or.jp/~ru2a-frym/
ブログ「変えよう！日本の学校システム」は多くの支持を受けています。
 http://educa.cocolog-nifty.com/blog/
2009年7月12日の当会主催の勉強会で「ベーシック・インカムのある社会」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/91
 http://bijp.net/transcript/article/98

【2】BIニュース
『ベーシックインカム　分配する最小国家の可能性』が
毎日新聞「毎日の本棚」で紹介されました。

以前メールニュースでもコラムでご紹介いただいた立岩真也さんの『ベーシックインカム　分配する最小国家の可能性』が毎日新聞「毎日の本棚」で紹介されました。
以前ご紹介いただいた時のコラム
 http://bijp.net/mailnews/article/181
評者は、『子ども手当の実施が決まった。「すべての個人に無条件で一定額を給付する」ベーシックインカム（ＢＩ）の、いわば子ども版、ともいえようか。』と子ども手当に関して妥当な評価をしています。
なお、この著作の第３章「日本のＢＩをめぐる言説」の３１２～３１３ページでは「ベーシックインカム・実現を探る会」のことも紹介されていますし、ＢＩ反対論に至るまで実に詳細にデータが整理されています。ぜひ御覧になることをおすすめします。
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○BIメールニュースは、ベーシックインカム・実現を探る会の活動情報などをお届けする無料のメールニュースです。まぐまぐで直接購読を申し込まれた方にお送りしています。
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○転載は大歓迎ですが、「ベーシックインカム・実現を探る会　BIメールニュースno.xxx」のようにクレジットを御記載ください。また

宛てに転載の旨、ご一報いただければ幸いです。
○みなさんのご意見をお待ちしています（800字以内でお願いします）。



不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。イニシャル、匿名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は、禁止いたします。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
発行 : ベーシックインカム・実現を探る会、編集長:野末雅寛



 http://bijp.net/
 http://twitter.com/bi_jp
Copyright(C)2009-ベーシックインカム・実現を探る会-All rights reserved.
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]]></description>
</item>
<item>
<title>ＢＩメールニュースNo.045　 2010.05.01発行 バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/188</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/188</guid>
<pubDate>Tue, 01 Jun 2010 23:08:53 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.045　 2010.5.1発行
【1】『メンテナンス経済に向けて　(一）』　 　　　関　曠野
【2】BIニュース
ベーシック・インカムが「コトバンク」に掲載されました。
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】『メンテナンス経済に向けて　(一）』
関　曠野

今の世界恐慌の根本原因については、ダグラス少佐の分析の正しさが今後も日に日に現実によって証明されていくだろう。ということは、社会信用論が提唱する政府通貨と基礎所得保証なしには恐慌は打開されえないということである。
しかし現在の経済危機には、彼が二十世紀初頭に社会信用論を提唱した当時にはなかった諸要素が絡んでいることも事実である。例えば一世紀前には先進国も庶民が車を乗り回すような石油大量消費社会ではなかった。そして第二次大戦後の先進諸国の奇跡の繁栄の一因が、原油という魔法の資源が長らく水のように安かったことにあることは間違いない。だから今や切迫したピーク・オイル（原油生産の限界点）と共に経済成長が止まり経済がスローモーションで収縮していくことは避けられない。
こうしたことは有名なローマ・クラブ報告「成長の限界」が反響を呼んだ１９７０年代には殆ど論じ尽くされていた。そして石油ショックと共に先進諸国の経済は永続的な混迷に陥った。ところが各国の権力エリートはいわゆる「持続的成長」にすら満足せず、レーガン・サッチャー時代以降「何が何でも経済成長」の路線に執着してきた。その結果が、バブルが生じては弾けて後に負債が残り、実体経済を犠牲にして金融業界だけが肥え太る「負の経済成長」であり、目下の世界恐慌なのである。そして現存する負債の総額は全世界のGDPの総額の十五倍に達するそうである。
しかし人類はなぜ７０年代に経済成長路線からの方向転換ができなかったのだろうか。思うに、それは脱成長社会の具体的なイメージがついに生まれなかったせいである。ゼロ成長とか定常状態経済といった言葉はあったが、これらは理論的な概念にすぎない。こんな学者用語は人々の生き方の指針にはなりえない。そこで私は改めて問題を提起したい。経済学や会計学では社会の現実を量として測る際に、それをフローとストックに分ける。このフローとストックという現実の捉え方は不完全なものではないかと問いたいのである。（続く）

＜関　曠野　氏　プロフィール＞（第一土曜日執筆）
1944年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、共同通信社記者を経て1980年より文筆業に専念。専門は思想史、教育論。著書に『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』(共に北斗出版)、『民族とは何か』(講談社現代新書)など。
2009年3月8日の当会主催の勉強会で「生きるための経済」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/27
質疑応答
 http://bijp.net/transcript/article/79

【2】BIニュース
ベーシック・インカムが「コトバンク」に掲載されました。

朝日新聞、朝日新聞出版、講談社、小学館などの辞書、事典52冊49万語から、用語を一度に検索できるサービスである「コトバンク」に、ベーシック・インカムが掲載されました。
 http://kotobank.jp/word/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0
「就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付するという社会政策の構想」という定義から始まり、メリット・デメリットについてもバランス良く取り上げています。さらに、歴史についても、『ベーシック・インカム入門』の内容を簡便にふまえており、ベーシック・インカムの理解の裾野が広がってきていることが分かるニュースでした。
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発行 : ベーシックインカム・実現を探る会、編集長:野末雅寛



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</item>
<item>
<title>ＢＩメールニュースNo.044　 2010.04.24発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/187</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/187</guid>
<pubDate>Mon, 24 May 2010 23:04:32 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.044　 2010.4.24発行
【1】新刊『銀行がナイショにしてるお金のひみつ』のご紹介
ベーシックインカム・実現を探る会　主任研究員　熊谷もも
【2】BIニュース　韓国のベーシック・インカム地下鉄広告、中止に追い込まれる
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】新刊『銀行がナイショにしてるお金のひみつ』のご紹介
ベーシックインカム・実現を探る会　主任研究員　熊谷もも

「大きくなったら何になりたい？」と聞かれて「お金持ちになる！」と答えるこどもたち。
”世の中は金次第、金が全てだ！”とお金は大きな顔をしています。
”お金は大事なものだから、無駄遣いしないように大切に使いましょう。”
それがお金の教育だと思う親御さんも多いと思います。
私が描いた『銀行がナイショにしてるお金のひみつ』は世の中にすでにあるお金の本とは全く違います。みんなが日常当たり前に使って、よく知ってるつもりで実は知らない、お金や銀行の仕組みをオールカラーのイラストで優しくお届けします。
お金はモノやサービスのやりとりに大変便利な道具に過ぎない、人間の召使いです。ところが今どうでしょう？人間がお金の召使いになって朝から晩まで働いています。
お金がなければ人権がなくても当たり前で、役所をたらい回しのあげく見殺しになっても仕方がない。人を殺すための兵器を作るのもお金のためなら仕方がない。学校の設備がぼろぼろでも、予算がつかないから仕方がない。なんでもお金がウンと言わなければ物事が進みません。
それが当たり前のことなんでしょうか？極めてシンプルに考えて、お金、それ自体は何の役にも立ちません。お金を食べることはできません。お金、それは単なる紙切れ以下の存在で、今はパソコン上の数字にしか過ぎません。お金、どうしてそれが、何でも手に入れられる魔法のような大きな力を持っているのでしょうか。
それは、みんながお金をお金だと「信じている」からなのです。日本銀行のＨＰにもそのように、はっきりと書かれています。みんなが「信じている」お金の力はとんでもなく大きくなり、今まさに人間や地球を飲み込もうとしています。ベーシックインカムは決して理想の夢物語ではありません。とても現実的なお話です。ベーシックインカムに関心があるみなさんに、必ずついて回るお金のことついて、今ここで考えてもらえたらええなと思います。

＜熊谷もも　氏　プロフィール＞
ベーシックインカム・実現を探る会　主任研究員
わが子の未来への危惧感から大学卒業以来久しぶりに筆をとり「マイちゃん銀行」
でお金に関する絵本を描き続け、２００９年末『ベーシックインカムがわかる本
Q&A入門編』を著す。三人の乳幼児を抱え奮闘中。
絵本のモモ website みんなのマイちゃん銀行
 http://momo4ende.web.fc2.com/

【2】BIニュース
韓国のベーシック・インカム地下鉄広告、中止に追い込まれる

作家・北野慶さんのブログによると、4月12日から5月11日までの１月間、ソウル地下鉄6号線、釜山地下鉄1号線で広告を行う予定でしたが、広告貼りかえ作業をしていた11日、突然ソウル地下鉄6号線が所属する都市鉄道公社側が広告作業の中断を要求しました。
 http://blog.zaq.ne.jp/keikitano/article/302/
広告代理店側は、現在自らが国家情報院の圧力に対して連絡を受けたという事実を否定しており、12日午前、社会党に電話連絡をしてきた社員に関しても分からないという立場を表明しています。
実際はどうだったのでしょうか。
ちなみに、韓国のベーシックインカム運動は、日本とは異なり社民主義の政治勢力が積極的に推進しています。３月に行われたＢＩＪＮでは、ベーシック給食が韓国国内で大きな話題になっているとのことでした。

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</item>
<item>
<title>ＢＩメールニュースNo.043　 2010.04.17発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/186</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/186</guid>
<pubDate>Mon, 17 May 2010 23:00:32 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.043　 2010.4.17発行
【1】ベーシックインカムの政治論・番外編（２）～～「ＰＯＳＳＥ」vol.６号の批判に応答する～～
白崎一裕（第三土曜日執筆）
【2】BIニュース
「生活に必要な金額は国が支給する」ＢＩで所得再分配を見直せ！
ZAK×SPA！に山森亮さん協力の記事が掲載されました。
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、
「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを
実現につなげる提言を発信します。
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII

【1】ベーシックインカムの政治論・番外編（２）～～「ＰＯＳＳＥ」vol.６号の批判に応答する～～
ベーシックインカム・実現を探る会　代表　白崎一裕

前回に引き続き、錦織さんの問題提起を継続して考えてみよう。ただ、メルマガという制約があるため細切れの文章となり全体像が見えにくくなる可能性がある。ある程度のとこころで、全文を「実現を探る会」のＨＰで公開させていただいて意見交換の機会も持ちたいと考えている。
さて、錦織さんが問題とする「労働の質の悪化」ということだが、筆者は、錦織さんが方法論とする現在の労働環境を新しいタイプの労働組合運動などで変革していくということが、あまり「労働の質の悪化」を食い止めるためには有効に機能しないのではないかと考えている。これまで、筆者は複数の職業を転々としてきたが、登校拒否や学校に嫌気がさしている子どもたちがくる塾を経営していたことがある。ちょうど、バブル期の80年代後半に、塾にきていた中学生から「将来のことなんて聞くんじゃねぇ～～よ」とすごまれたことがあった。彼は、学校卒業後に何も期待もしていないし、考えることすら抑圧的に感じていたのであり、また、そのことを大人（教師）に尋ねられることも抑圧だったのだ。実は、塾の子どもたちは総じて学校卒業後の「就労」ということに何の希望ももっていなかった（バブル期でも！）。もちろん、それは彼らの感性的判断ではある。しかし、そこには現代の「労働の質の悪化」につながるポスト工業化社会の心性というようなものをよみとることができる。
教育評論家の佐々木賢によれば、先進国では、90年代から共通して若年者への就業促進政策が緊急課題となっていると述べている。その就業政策は１、産学提携　２、技能訓練　３、若年雇用奨励金　４ガイダンスの四点に集約されるが、どれもが有効に機能せず「仕事がないのに職業訓練だけさせられている」と述べている。このことは、単に雇用が不足している状態とは違う。その証拠に1998年において三年内の離職率をみると中卒７０％、高卒４６％強という割合であり仕事が長続きしない（『親と教師が少し楽になる本』北斗出版より）。これは、労働市場のありかた、そして労働内容のありかたが若者層を受け入れない構造となっているとみるべきである。すでに、労働は死んでいて、雇用を通して所得を得るというシステム自体が崩れているのだ。それならば、所得保証（ベーシックインカム）を万人の権利として、日本の就労構造のなかで割合が低いといわれる非営利部門、サードセクター（大沢真理の分析による）等への自由な活動の機会を与えたほうが有効な「労働の質の悪化」防止になるのではないだろうか。ちなみに直近の4月10日の報道によれば「平成21年平均でフリーター前年比８万人増の１７８万人となり」とある。この
数字をどう見るか、だ。（この稿続く）

参考
雑誌『POSSE　VOL.6』ようやく完成！注文受付開始
 http://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/0e03bc9febf82eaca30d44f3aaa15f36
NPO法人 POSSE
 http://www.npoposse.jp/

＜白崎一裕　氏　プロフィール＞（第三土曜日執筆）
ベーシックインカム・実現を探る会　代表。
「とちぎ教科書裁判通信」
 http://kazuhihi.blog39.fc2.com/

【2】BIニュース
「生活に必要な金額は国が支給する」ＢＩで所得再分配を見直せ！
ZAK×SPA！に山森亮さん協力の記事が掲載されました。

ZAK×SPA！（雑誌SPAとZAKZAKのコラボレーションコンテンツ）に、『ベーシックインカム入門』の著者である山森亮さん協力の『「生活に必要な金額は国が支給する」ＢＩで所得再分配を見直せ！』が掲載されました。
 http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100408/zsp1004081600005-n1.htm
ベーシックインカムの前段階としての子ども手当や給付付き税額控除の紹介、そして、日本の社会保障がＯＥＣＤ諸国と比べて大変低い状況にあることも紹介され、それゆえに、まずはＢＩを理想的な青写真だとする共通の理念を持って、ＢＩを導入するよりは安上がりだという議論で、今より社会保障制度を充実させることができれば、不安定な社会が改善していくのではないかという見通しを示しています。

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<title>ＢＩメールニュースNo.042　 2010.04.10発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/185</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/185</guid>
<pubDate>Mon, 10 May 2010 22:52:46 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.042　 2010.4.10発行
【1】『科学技術の進歩がベーシックインカムを生み出す』 　　古山　明男
【2】BIニュース
ベーシックインカムが地上波のテレビ番組に取り上げられしました！
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】『科学技術の進歩がベーシックインカムを生み出す』 　　古山　明男

古来、人間は一生懸命働いて、生産をかろうじて保ってきた。人々は、「この苦しい労働から解放されたらいいのに」と願ってきた。
そして産業革命が起こり、ＩＴ革命まで起きて、われわれは、たくさんの機械を駆使して、効果的に生産をあげるようになった。
農業で、多くの労働が機械に置き換わった。工場で、労働者のかわりに機械が動くようになった。
理想は実現した。人間があくせく働かなくても、十分な生産ができるようになった。人間のかわりに、機械という見えない奴隷がたくさん働いている。
それで人々は十分な余暇と自由を手に入れたのか。とんでもない。人間たちは、失業と窮乏に直面したのである。
簡単な理屈ではないか。
人間が労賃で生きるかぎり、人間は働き続けるしかないのである。どんなに科学技術が進歩しても、わざわざ科学技術の恩恵が及ばないところに、きつくてみじめな仕事を見つけるしかないのである。
そんな必要があるのか。
労働と所得を切り離して、いわゆる「金にならない仕事」に、人々がもっと向かって行けるようにしたほうがいい。その方が、社会全体としてはよっぽど豊かになる。
これが、ベーシックインカムが必要になる最大理由なのである。
さらにである。生産する方だって、買ってくれる人たちがいなければ売れない。
労賃でしか生活費を渡せないなら、経営を合理化して人件費を切り詰めほどに、生活に回る金が少なくなる。結局モノが売れないから、企業だってもうからない。生産力は有り余っているのに、町には貧しい人たちがたくさんいるという現象が起こる。
生活費を人々に渡す別な手段を発明しないと、われわれは、生活費減→売上減→賃金カット、失業という悪循環を繰り返して、下降スパイラルをどんどん落ちてしまうのである。
科学技術文明の成果を人々が享受するには、「働いた者にだけ生活費を渡す」ことを、疑わなければいけない。そこでベーシックインカムという考え方が登場するのである。
＜古山明男　氏　プロフィール＞
古山教育研究所を主宰
 http://www.asahi-net.or.jp/~ru2a-frym/
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 http://educa.cocolog-nifty.com/blog/
2009年7月12日の当会主催の勉強会で「ベーシック・インカムのある社会」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/91
 http://bijp.net/transcript/article/98


【2】BIニュース
ベーシックインカムが地上波のテレビ番組に取り上げられしました！

3月25日(木)に、テレビ朝日系の朝のワイドショー番組「スーパーモーニング」で「スパモニ家庭の経済学8」の特集でベーシック・インカムが取り上げられました。
小沢修司さんの所得税案をもとにテレビ朝日経済部長の名村晃一さんがベーシック・インカムを解説しました。
 http://www.youtube.com/watch?v=8eUDp_hq5z0
 http://www.youtube.com/watch?v=oH6G4_kwQts
パネラーである東ちづるさんとアシスタントの赤江珠緒アナが好感をもって食いついたのに対し、パネラーの鳥越俊太郎さんとやくみつるさんが引いていたのが印象的でした。
名村晃一さんが紹介した事例はごくわずかでしたので、所得税案のシミュレーションをしたいという方は、ぜひ下記のシミュレーションツールをご利用下さい。
「ベーシック・インカム試算ツールver.2.1」
 http://www.geocities.jp/kajiwarapan/bi.html

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<title>ＢＩメールニュースNo.041　 2010.04.03発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/184</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/184</guid>
<pubDate>Mon, 03 May 2010 22:50:00 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.041　 2010.4.3発行
【1】『これはベーシックインカム実現への第一歩か　（二）』 　　　関　曠野
【2】BIニュース　　盛会にて終了しました！
ベーシックインカム日本ネットワーク(BIJN)設立記念国際学術シンポジウム「グローバリゼーションと労働の新しい形：ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII

【1】『これはベーシックインカム実現への第一歩か　（二）』
関　曠野

亀井静香金融相が国債の日銀引受を口にしたことは、体制エリートの中でもデフレ打開にはそれしか打つ手がないという声が高まってきている徴である。たしかに経済の現状は景気対策でしのげる不況ではなく銀行マネーが原因の恐慌なのだから、政府通貨の発行以外に打つ手はないのである。日銀引受はそれを禁じている財政法を国会決議で改正する必要がある。しかし政治の銀行への従属に固執している与党民主党が夏の参院選で敗北すれば改正への道が開ける可能性がある。
もっとも亀井氏は銀行の政治への従属を主張しているだけで銀行マネー自体を批判している訳ではない。そして国債の日銀引受もデフレ打開のための一時的な非常手段として提唱しているにすぎない。だから新たに発行された厖大な通貨が戦後保守の体質そのまま土建型環境破壊型公共事業に向けてばらまかれる恐れもある。ただインフレや円の暴落の原因になることはない。
そこで日銀引受が実現したと想定して、社会信用論の立場から二つのことを提言しておきたい。まず第一に、こういう一時的で中途半端な措置ではなく銀行信用を廃絶し政府通貨で信用を社会化すべきことを世に訴える必要がある。日銀引受はあくまで臨時的な措置である。そして日銀が引き受けた国債を後で市場で売ったりすれば、それは再び国家の重い負債になってしまう。またこれは政府が財政上の心配をしないで自由に使えるカネなので、使途をめぐっては政党間の醜い争いも予想される。政権党の選挙対策に使われたりしたら、まさに公金横領である。
日銀引受はデフレによる需給ギャップを埋めるための措置として提唱された。そして白川日銀総裁が量的緩和を要請する民主党政権に反論して正しく（！）指摘しているように、このデフレの原因は通貨供給量の不足ではなく需要の不足である。だから政府通貨によるデフレ打開を図るなら、それによる国民一律の基礎所得の保証こそもっとも効果的な近道である筈だ。しかし私としては亀井氏が銀行マネーの一角を突き崩そうとしていることをやはり評価したい。国債の日銀引受すら実現できないようでは、我々は最後には銀行マネーが完全に崩壊した物々交換の世界に戻っていくしかないだろう。
＜関　曠野　氏　プロフィール＞（第一土曜日執筆）
1944年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、共同通信社記者を経て1980年より文筆業に専念。専門は思想史、教育論。著書に『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』(共に北斗出版)、『民族とは何か』(講談社現代新書)など。
2009年3月8日の当会主催の勉強会で「生きるための経済」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/27
質疑応答
 http://bijp.net/transcript/article/79

【2】BIニュース　　盛会にて終了しました！
ベーシックインカム日本ネットワーク(BIJN)設立記念国際学術シンポジウム
「グローバリゼーションと労働の新しい形：
ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」

３月２６日（金）と２７日（土）に開催されたBIJN設立集会が開催され、盛会に
て終了しました。
それぞれのイベントの情報が濃く、どなたもなかなか消化し切れないのか、まだ
ネット上には情報が少ないですが、主なものを掲載しておきます。少なくとも、ベ
ーシックインカム実現を探る会が行った財源論の分科会については、追ってホーム
ページ上に掲載いたします。

BIJN公式サイト
 http://basicincome.gr.jp/
当日プログラム
 http://basicincome.gr.jp/a/20100326.htm
京都新聞記事：最低所得保障「ベーシック・インカム」普及へ「日本ネット」設立
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100324000022&genre=G1&area=K00
「無条件で生活に必要な所得給付」上京　構想研究へ団体設立
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100327000146&

★BIJN設立前夜祭
日時：３月２６日（金）１８：００－２０：３０
phaさんのブログより
 http://d.hatena.ne.jp/pha/20100326/1269624649

＜第二部＞ガイ・スタンディング「グローバリゼーション後の労働」
３月２７日（土）１０：００－１２：００
msatさんによる同時中継
 http://twitter.com/forumdrei
そのまとめ
 http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=126132
佐藤眞澄氏によるまとめ
 http://mirainet.exblog.jp/12394196/
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<title>ＢＩメールニュースNo.040　 2010.3.26発行 バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/181</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/181</guid>
<pubDate>Mon, 26 Apr 2010 23:35:19 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.040　 2010.3.26発行
【1】『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』のご紹介
立岩真也
【2】BIニュース
【続報】ゲッツ・ヴェルナー氏の理念に基づくドイツでのベーシックインカム実験
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』
（立岩真也・齊藤拓著　青土社、税込2310円）のご紹介
立岩真也

上記の本を出版しました。奥付では4月発行ですが販売中です。3月26・27日の「ベーシック・インカム日本ネットワーク設立集会」でも販売します。どうぞよろしくお願いします。
まず斎藤の第3部「日本のBIをめぐる言説」だけでもこの本を買う価値はある。近年いろいろな人がBIを語っている。どうなっているのか、そろそろ「専門」の人でもないと見渡せないようになっている。そこで斎藤が、日本語で出た著書・論文については網羅的に、またネット上のものなど他の媒体に載ったものも含め紹介し、そして斎藤の視点で、ときにかなり辛辣に論評している。
私(立岩)が書いたのは第1部「BIは行けているか?」。この問いに対する答はどうなるか。「否」ではない。しかし、一人月５万だか８万だかを出して、そしてそれで終わりというような手切れ金のようなものであるなら、また、そのための財源として税率一定の所得税(フラット税)あるいは消費税を使うというのであれば――消費税そのものに常に反対であるわけではないが――、別のものの方がよいし、また今ある制度をよりましにする方がましだと言わざるをえない。
そして、BIがよいと言われる際、よく制度が「簡素」であることがあげられるが、そうか。そしてそれはどれほど大切か。また「スティグマの回避」があげられるが、どれほど「本筋」の話なのか。そして「働かない権利」も言われる。その主張がもっともな文脈はある。しかしBIを受け取ることは「権利」であり、そのための徴収は「強制」としてなされる。とすると、やはり「労働(の義務)」をどう考えるのかは片がついていないのではないか。
以上のことを担当箇所で書いている。やはり基本的なことは考えておかねばならないと思う。しかしそれでは「前向き」でないと言われるだろうか。私に案がないわけではなく、第1章「此の世の分け方」で提案した。
対して、斎藤の第2部はBIを力強く肯定する。ただその肯定の仕方は、日本でよくある話とは違う。また私の話と違うようで、意外に違わないところもある。ちなみに、本の副題の「分配する最小国家」という語は私が以前に使った語だが、斎藤はそれを超えて「最大限に分配する最小国家」がよいと言う。ただその点についても私にそう異論はなく、そんな姿勢があまりBIの主張にないのはいやだと思っている。そしてその主張は斎藤が訳した『ベーシック・インカムの哲学――すべての人にリアルな自由を』(原著1990、訳2009、勁草書房)のヴァン・パリースの主張でもある。しかしその人と私が思うことも違う。
どうなっているのか。ややこしい話もときに必要だと私は思っている。同時にまったく現実的に具体的に考えていきたい。給付と対になり同時に重要なのは「財源」論である。村上慎司・橋口昌治との共著書『税を直す』(2009、青土社)と合わせて読んでいただきたい。当方(生存学創成拠点)のＨＰからでも注文できる。
生存学創成拠点HP
 http://www.arsvi.com/
立岩真也（たていわ・しんや）氏プロフィール
1960年佐渡島生。専攻は社会学。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。単著に『私的所有論』（1997）『弱くある自由へ』（2000）『自由の平等』（2004）『ＡＬＳ』（2004）『希望について』（2006）『良い死』（2008）『唯の生』（2009）

【2】BIニュース
【続報】ゲッツ・ヴェルナー氏の理念に基づくドイツでのベーシックインカム実験

先週のメールニュースで報じたドイツのベーシックインカム実験についてですが、これは、『マネジャー・マガジン』誌に基づいた記事でした。
 http://www.manager-magazin.de/geld/artikel/0,2828,667336,00.html
その後、このプロジェクトの輪郭が見えてきました。ゲッツ・ヴェルナーの著作を邦訳した渡辺一男さんから、このプロジェクトについてご報告いただきました。
このプロジェクトの責任者であるプレッセ氏のインタビュー（2010年2月5日のオンラインラジオDefektor.fm）および『マネジャー・マガジン』誌の報道にもとづき、実験計画の概要をまとめていただきましたので、ご紹介いたします。
 http://bijp.net/data/article/172
この実験への応募者もまだごく少数で、当プロジェクトが計画通り2010年半ばに実施されるか否かは予断を許さないようです。
このプロジェクトについては、続報が入り次第またご報告したいと思います。

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<title>ＢＩメールニュースNo.039　 2010.3.20発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/180</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/180</guid>
<pubDate>Tue, 20 Apr 2010 23:27:25 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.039　 2010.3.20発行
【1】ベーシックインカムの政治論・番外編～～「ＰＯＳＳＥ」vol.６号の批判に応答する～～
白崎一裕（第三土曜日執筆）
【2】ベーシックインカム日本ネットワーク(BIJN)設立記念国際学術シンポジウム
「グローバリゼーションと労働の新しい形：ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」
【3】BIニュース
ゲッツ・ヴェルナー氏の理念に基づくドイツでのベーシックインカム実験
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、
「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを
実現につなげる提言を発信します。
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII

【1】ベーシックインカムの政治論・番外編
～～「ＰＯＳＳＥ」vol.６号の批判に応答する～～
ベーシックインカム・実現を探る会　代表　白崎一裕

最新号の「ＰＯＳＳＥ」（合同出版）は、特集タイトルが「ちゃんとやれ！民主党」となっているが、内容は、冒頭論文・宮本太郎さんの「持続可能な生活保障の戦略は、アクティベーションしかない」から、かなりベーシックインカムを批判的に意識した内容になっている。きわめつけは、錦織史朗さん「ベーシックインカムが使えない４つの理由」だが、筆者は錦織論文のＢＩへの「新自由主義的」傾斜の懸念・批判についてほぼ同意見である。そして、この特集内容や錦織論文をＢＩを深化させるための有効な提言として受け止めさせていただいた。今号から数回にわたって、「ＰＯＳＳＥ」特集への応答編として書かせていただこうと思う。
最初に考えてみたいのは、錦織論文の後半にある「労働を軸とする社会」を乗り越えるためにーーーという問題意識だ。この問題意識自体はまったく同感だ。課題は、それをＢＩのように労働と所得を完全に分離し所得保証をすることで達成するのか、それとも、錦織さんが提案するように、労働組合の機能を変革し労働環境における生存保障を国家にやらせることで達成するのかの方法論における違いの問題である。
この問題を考えるときに、まず頭におかなければならないのは、逆説的ながら現代は「労働を軸とする社会」なのだろうか、ということである。錦織さんのいわれるように確かに、アジア諸国などの劣悪な労働に依存した日本経済の問題はある。しかし、それは、後述するが、グローバル経済を支える金融システムとマネー（死にかけているドル基軸通貨体制など）批判が主要な課題なのではないだろうか。
このことを前提として、現在の日本の労働の状況から考察してみたい。宮本太郎さんは、スウェーデンモデルの検討の中からグローバル化と脱工業化がすすんだ中では、労働市場から安定したよい仕事が失われ、労働者の技能を高めてもそもそも仕事がないのでは話にならない、という指摘をしている（『生活保障』p116岩波新書）
ここで、重要な指摘は「そもそも仕事がない」ということである。ポスト工業化社会での雇用や労働はどのような存在なのか？完全雇用などということがありうるのだろうか？そして、労働にしばりつけられない尊厳ある暮らしを営める労働の在り方が可能なのだろうか？という視点で上記のことを考えてみる必要がある。
筆者は、所得を得るために奴隷的に拘束された社会システムに従属する「部品的行動」が、「労働」と称されているにすぎないーーと考えている。（次回に続く）

参考
雑誌『POSSE　VOL.6』ようやく完成！注文受付開始
 http://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/0e03bc9febf82eaca30d44f3aaa15f36
NPO法人 POSSE
 http://www.npoposse.jp/

＜白崎一裕　氏　プロフィール＞（第三土曜日執筆）
ベーシックインカム・実現を探る会　代表。
「とちぎ教科書裁判通信」
 http://kazuhihi.blog39.fc2.com/

【2】BIニュース
ゲッツ・ヴェルナー氏の理念に基づくドイツでのベーシックインカム実験

ドイツのシュトゥットガルト市とブランデンブルク州で無条件ベーシック・インカムの実験を、2010年の半ばから、2年間行うようです。
 http://www.manager-magazin.de/geld/artikel/0,2828,667336,00.html
『ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ』や『すべての人にベーシック・インカムを―基本的人権としての所得保障について』が邦訳されたことで知られるゲッツ・ヴェルナー氏の理念に基づいて実施されます。
財源は、シュトゥットガルトのブロイニンガー財団からのお金＋寄付金ということで700万ユーロです。
対象となるのは、100人と人数は少ないですが、毎月800ユーロを無条件に与えるというものです。 対象者は、大卒者、母親、早めに年金生活を始めた人、失業してハルツIVの対象となっている人、長期の失業者があげられています。
このお金をもらった結果どんな時間の使い方をするか、無条件BIによって、職業的活動や、名誉職的な意味ある活動へと刺激されるかどうか、を調べるということです。

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</item>
<item>
<title>ＢＩメールニュースNo.038　 2010.3.13発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/179</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/179</guid>
<pubDate>Tue, 13 Apr 2010 10:46:55 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.038　 2010.3.13発行
【1】『最低生活費は社会維持のインフラ』 　　　古山明男
【2】BIニュース
ベーシック・インカムについて考える（山森亮さん選書）
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを実現につなげる提言を発信します。
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【1】『最低生活費は社会維持のインフラ』
ベーシックインカム・実現を探る会　主任研究員　古山明男

経済の需給ギャップが言われ、需要創出が言われる。
しかし、経済のもっとも自然で確実な需要は、すべての人々の生活費のはずである。それは、無理した人為的な需要ではない。
生活に困っている人がいる。いっぽうで生産過剰で困っている人がいる。双方をつなぐパイプがあれば、どちらもうまくいく。
お金を、生産と消費をつなげるための道路だと考えるべきである。トラックが走る道路がないと生産物が消費者に届かないように、消費者から生産者に渡すお金がないと、生産者が次の生産をできないのである。
最低生活費は、社会維持のためのインフラストラクチャーなのである。また、すべての人の生きる権利の保障である。ベーシックインカムを出して、すべての人に最低生活費を渡してしまえばいいのである。これは贈与でないといけない。消費者にお金を貸しても返せるはずがない。消費者に貸したら、サラ金である。
でも、お金をただ発行して贈与すると、けっきょくインフレかバブルになる。お金が循環している時に税で回収して、つぎのベーシックインカムの資金にすればよい。所得税タイプでも消費税タイプでも、ベーシックインカムを構築することができる。税率は高くなるが、所得となって戻ってくる金も多くなる。ベーシックインカムは、魔法でもイカサマでもなく、再分配なのである。最低生活費という、もっとも経済効率のよいところに、資金を集中させようということなのである。
すべての人の最低生活費を保障するということだけだったら、低所得者だけに生活補助をするという方法でももちろんよい。しかし、低所得者だけにお金を渡す方法は、労働のインセンティブを損なうという大きな問題がある。
所得が低いほど多くの給付をもらえるなら、働くのはばかばかしくなるのである。無条件で一律に生活費を渡すベーシックインカムなら、働いて収入を得たぶんは、働かない者との差に確実になるのである。
ベーシックインカムを出した場合、大きな社会変動が起こるであろう。それは、労働が「食うためにはやむを得ない」から「やりがい重視」へと転換してくることである。誰もが、最低限食うことには困らなくなるからである。これは、無駄な、意欲のない労働を消滅させ、生産を著しく効率的にするであろう。

＜古山明男　氏　プロフィール＞
古山教育研究所を主宰
 http://www.asahi-net.or.jp/~ru2a-frym/
ブログ「変えよう！日本の学校システム」は多くの支持を受けています。
 http://educa.cocolog-nifty.com/blog/
2009年7月12日の当会主催の勉強会で「ベーシック・インカムのある社会」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/91
 http://bijp.net/transcript/article/98

【2】BIニュース
ベーシック・インカムについて考える（山森亮さん選書）

ジュンク堂書店池袋本店４階フェアで「ベーシック・インカムについて考える」と題し、ベーシックインカム関連書フェアが、2月15日から3月12日まで開催されていました。
その選書を山森亮さんが協力されたのですが、このリストがとても役立つので、おすすめします。
 http://www.jimbunshoin.co.jp/junkudoikeBI.pdf


基本文献　●社会保障・世界の動向と日本の現実　●ベーシック・インカムを求める社会運動　●ベーシック・インカムの思想と哲学　●ベーシック・インカムの歴史　●ベーシック・インカムの経済学　●ベーシック・インカム論議の現在の広がりと可能性　●雑誌のバックナンバー　●補足（ジュンク堂セレクト）


等々、『ベーシック・インカム入門』でも見られた多岐の分野にわたって多くの書籍が紹介されています。少しでもこのリストにある書籍を読んで、山森さんと共通の土台で議論できるようになりたいものです。

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<item>
<title>ＢＩメールニュースNo.037　 2010.3.6発行　バックナンバー</title>
<link>http://bijp.net/mailnews/article/178</link>
<guid isPermaLink="false">http://bijp.net/mailnews/article/178</guid>
<pubDate>Tue, 06 Apr 2010 21:11:15 +0900</pubDate>
<description><![CDATA[
ＢＩメールニュースNo.037　 2010.3.6発行
【1】『これはベーシックインカム実現への第一歩か　（一）』 　　　関　曠野
【2】BIニュース　亀井静香金融・郵政改革担当相「日銀は政府から国債引き受けを」
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私たち「ベーシックインカム・実現を探る会」は、政治的に中立の立場で、
「すべての個人への無条件な所得の保証」というベーシックインカムを
実現につなげる提言を発信します。
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【1】『これはベーシックインカム実現への第一歩か　（一）』
関　曠野

昨年の町田での講演で私はベーシックインカムの実現についてかなり楽観的な見通しを述べた。恐慌で税収が落ち込み国債発行も限界という中で、いずれ政府は政府通貨の発行に踏み切らざるをえないだろう。その際に「もう財源という問題はなくなったのだから政府通貨による基礎所得の保証を」という世論を巻き起こせばいい。そういう見通しだった。だがその後私は一時悲観的になった。政党による議会政治は近代の租税国家と一体の制度である。徴税や国家の会計が二義的なことになる政府通貨の発行をあえてやる政党は存在するだろうか。
ところがこの三月に入ってから意外な展開があった。連立政権の金融相で国民新党の亀井静香氏が閣内で公然と国債の日銀引受を主張しはじめたのである。通常日銀は銀行が所有する発行済みの国債を買い取る形で銀行に資金を提供し通貨供給量（銀行マネー）を増やすということはやる。しかし政府が直接日銀に国債を引き受けさせた場合は、政府は税収に関係なく新規に発行された通貨を手に入れる。そしてその国債が無利子無期限のものでなくても、利子と償還による日銀の収入はそのまま国庫の収入になり国家財政を圧迫する負債や利子は生じない。要するに国債の日銀引受とは、日銀券をそのまま一種の政府通
貨に変えてしまう方策なのである。
もっとも亀井氏の政策の実現は容易ではないだろう。国民新党はミニ政党であるうえ政府通貨は「日銀の独立性の尊重」（つまり政治の銀行への従属）という民主党の原則に真っ向から対立する。だが氏の発言が線香花火に終わるとも思われない。国家財政がここまで破綻しては、政府にはもう政府通貨以外に恐慌の打開策はないのである。そして私が亀井氏について評価したいのは、とにかく金融相という地位にある人が銀行マネーに対するタブーを破ったことである。今後とも亀井発言はじわじわと影響を拡げていくことだろう。そして氏がタブーを破ったことで、政府通貨による基礎所得保証への道がかなり開けたことは間違いない。
＜関　曠野　氏　プロフィール＞（第一土曜日執筆）
1944年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、共同通信社記者を経て1980年より文筆業に専念。専門は思想史、教育論。著書に『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』(共に北斗出版)、『民族とは何か』(講談社現代新書)など。
2009年3月8日の当会主催の勉強会で「生きるための経済」を講演。
講演録
 http://bijp.net/transcript/article/27
質疑応答
 http://bijp.net/transcript/article/79

【2】BIニュース
亀井静香金融・郵政改革担当相「日銀は政府から国債引き受けを」

亀井静香金融相は3月1日の衆院財務金融委員会で、「日本銀行が市中から買い入れするだけじゃなく、（政府から）直接国債を引き受けて財源をつくることをやったらいい」と述べた。
 http://www.asahi.com/business/update/0301/TKY201003010190.html
これは政府通貨を発行するのと実質同じことで、政府通貨を財源にすれば、ＢＩへの足掛かりをつくることができます。亀井氏は、リフレ的発想に基づいて提案したの可能性もありますが、「政府通貨」発行に言及したことは大いに評価できます。
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