第五回日本ベーシックインカム学会年次大会

第 5 回日本ベーシックインカム学会年次大会
テーマ:デジタル社会とベーシックインカム
基調講演
苫米地英人 (カーネギーメロン大学フェロー、早稲田大学研究院客員教授 )
「半減期通貨による信用創造とユニバーサルベーシックインカム」
特別講演
井上智洋 ( 駒澤大学経済学部准教授 )
「中銀ベーシックインカムの実現可能性」
前田順一郎 ( 立教大学人工知能科学研究科客員教授 )
「ベーシック ・ インカム導入のための財源論 ~新たなストック課税の可能性に関する考察~ 」
日時:11月12日(土)12:50~20:00 (開場12:30)
場所:駒澤大学 駒澤キャンパス 種月館(3号館)2階211教室
3 号館は正門から入って少し進んで右手にある高層の新しい建物です。
スケジュール
・12:50 ~ 13:00:理事長挨拶
・13:00 ~ 16:30:一般研究発表
・16:50 ~ 18:00:特別講演 井上智洋・ 前田順一郎
・18:00 ~ 20:00:基調講演 苫米地英人 
参加費
会員無料
現地参加 2,000円(現金のみ) ※学生半額
オンライン 1,000 円
オンライン参加は下記ボタンより申し込み下さい。
現地参加の方は申し込み不要です。
お問い合わせは、 学会 HP (https://jabi.jp/) から お願い致します

日本ベーシックインカム学会イベントの中止と開催内容の変更について

● 先日、お伝えした、ベーシックインカム学会の二つの催し物について、コロナ対策のため変更事項がありますので、以下にお伝えいたします。
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緊急のお知らせ
9月19日、20日の日本ベーシックインカム学会関連イベントの実施内容変更について

①会員の皆様へ

 

 

大阪府のコロナ陽性者拡大と、医療の逼迫を受け、19日の関西研究会を中止いたします。

 

また、20日の年次大会は、会場への来場は一部発表者のみとし、無観客での開催と致します。尚、オンライン参加は引き続きお申し込み頂けます。

 

また、20日に予定されていました会員総会は、中止といたします(自由論題と講演のみオンライン実施)。

 

理事会での議題は、後日HPに掲示いたします。

 

会場参加を予定されていた皆様には、ご迷惑をおかけする事、まことに申し訳ございません。

 

②発表者の方へ

 

20日はオンライン発表と会場発表のどちらか、ご都合の良い方をお選びいただけます。

オンライン発表をご希望で、ご自身の端末からスライド等の画面共有が難しい方は、お早めにご相談くださいませ。

 

ご不明点などの相談先は樋口会長まで。

 

hiroyoshi.khc@nifty.com


 

 

日本ベーシックインカム学会

事務局

99% のためのベーシックインカム構想のご紹介

以下は、薔薇マークキャンペーンの政策提言の一部として発表されています。とても、有効なたたき台だと思いますのでご紹介いたします(白崎)

 

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https://rosemark.jp/2021/04/06/2021040602/

要約および本文 (全体の論文は、上記URLから薔薇マークのPDFへリンクされています)

99% のためのベーシックインカム構想

99%のためのベーシックインカム構想(要約および本文)

2021/04/04
朴勝俊(関西学院大学総合政策学部教授)
山森亮(同志社大学経済学部教授)
井上智洋(駒澤大学経済学部准教授)

 

99%のためのベーシックインカム構想(要約)

ベーシックインカムは、全ての個人に均等に一定の金額を定期的に給付する制度です。これが他の社会サービスなどを補完することによって、「健康で文化的な最低限度の生活」や、個人的および社会的自由の保障に、現在より近づくことができます。
高度な生産力と貨幣発行権を持つ日本では、不況下において、政府が国債を市中に売却し、日本銀行がそれを買い上げるような方法で、現金給付が可能です。しかし経済が回復して物価上昇率が高まった場合に備えて、税制等によってそのおカネを回収する仕組みも必要です。
こうした認識から、私たちは2階建てのベーシックインカムを試案として提案します。2階部分は、政府と日本銀行の協調による貨幣発行(国債発行と日銀の買い入れ)によるもので、均等の給付を行うことで景気回復を促し、物価安定目標を達成することを目的とします。その金額は、政府や日銀が裁量的に決定しますが、経済が回復するとゼロに向けて縮小します。当面は深刻な経済停滞が続いているため、1人1月7万円の給付を想定します。
1階部分は、恒久的に安定的な給付額を保証するもので、この部分については税による裏付けを必要とします。新税の設置や、所得税等の増税によって確保できる税収額に応じて、それを人口と12ヶ月で割り算し、1人1月あたりの給付額が決められます。ちなみに、1億2600万人に1人1月あたり1万円を給付するためには、およそ15.12兆円の裏付けが必要です。その中心になるのは、所得税制の改革(所得控除の廃止と、税率の引き上げ)です。私たちの試算によれば、これだけで45兆円弱の増収が見込め、1人1月あたり3万円弱のBIが可能です。経済回復によってさらに増収となれば、BIの金額はもっと増やすことができます。それ以上に1階部分の金額を増やすことは、それ以外に様々な税金を新設・増税すれば可能となります。もし税収が不足することになっても1階部分の金額を減額することはないものとします。
BIを運営するために、BI特別会計を設置します。BIの裏付けとなる税収はこの会計に繰り入れて管理します。既存の社会保障制度との関係については、私たちは原則として既存制度に手をつけません。ただし、児童手当(約2兆円)については、BIがとって代わるものとして廃止し、この予算分をBI特別会計に繰り入れます。生活保護の現金給付については、1階部分を収入認定し、自動的に調整をします。その他、国民年金の基礎年金部分については、一般財源から国庫負担が行われていますので、それとの調整を検討する余地がありますが、私たちは現段階で、その議論には立ち入りいません。私たちの提案では、1階部分と2階部分の合計で、当面は1人1月10万円(三人家族で年額360万円)の給付が可能です。1階部分と2階部分を合わせても、現行の社会政策体系のもとではすべての人に生活に十分な金額を保障できるわけではないので、これはいわゆる「部分BI」と呼ばれるものに相当します。

山崎農業研究所所報『耕 No.150』に関曠野さん、白崎の寄稿ご案内

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<お知らせ>山崎農業研究所所報『耕 No.150』内容案内
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山崎農業研究所所報『耕 No.150』(80頁)の内容を紹介いたします。
ご希望の方には雑誌を頒布いたします。
yamazaki@yamazaki-i.org
までご連絡ください。

目次
《土と太陽と》(巻頭言)
東日本大震災復興に寄せて◎渡邊 博

[第44 回山崎記念農業賞]
選考理由報告◎山崎記念農業賞受賞選考委員会
山崎記念農業賞を受賞して◎上野長一
お祝いの言葉

[特集1:3.11から10 年]
3.11から10年のちの人間と自然について◎山下祐介
原発事故の教訓─我々はどこで間違えたのか◎関 曠野
金融危機2008から震災と原発事故2011、そしてコロナ禍2020へ◎白崎一裕
福島第一原発事故から食と農と地域の10年をふり返る◎中島紀一
放射線災害後の福島の農業─数値が語るこの10 年◎原田直樹
震災10 年目の農の復興の今とその再考◎石井秀樹

〈農村定点観測〉震災からの節目ってなんだろう◎茨城県・鈴木孝夫

[特集2:里山の自然を整える]
昔の暮らしと「大地の再生」視点から里山整備を考える◎大内正伸
持続的な里山保全活動を実践する手賀沼トラスト◎高木 茂
里山保全における市民活動団体の役割について◎佐々木哲美

〈連載〉“生きもの語り”の世界から(20)
『うねゆたかの田んぼの絵本』─作者による個人的な解説"◎宇根 豊

〈自著を語る〉
『水田と前方後円墳─巨大前方後円墳はなぜ突然現れまた
消えていったのか』◎田久保 晃
『『清流水俣川─治水・利水・親水がともにある世界』◎寺田義久

山崎農業研究所顧問・田渕俊雄先生を悼む◎山路永司

〈電子耕を読む〉
嬉しいWFPノーベル平和賞受賞、では日本農業は?◎塩谷哲夫
我が国のジェンダー◎高木 茂

2021年(令和3年) 日本べーシックインカム学会第1回関東地区研究会

2021年(令和3年)
日本べーシックインカム学会第1回関東地区研究会


日時:2021年(令和3年)4月3日 12時45分開場13時15分開始
場所:東京都千代田区三崎町3-6―15東京学院ビル4F(水道橋駅徒歩2分)
プログラム
午後12時45分 受付開始
13時15分 会長開会挨拶
13時20分~14時40分
樋口浩義氏(日本ベーシックインカム学会会長)
「ベーシックインカムを再考するー社会保障と雇用問題との関連から—」
14時50分~16時50分
本田浩邦氏(獨協大学教授)
「ベーシックインカムと日本経済—政策争点を考える」
参加費
日本ベーシックインカム学会会員 
会場参加:無料(申込み手続き必要です)
オンライン参加:無料(申込み手続き必要です)
一般の方  会場参加 2,000円(参加費は当日会場でお支払いください)
オンライン参加 1.000円(オンライン決済、ゆうちょ銀行への振り込み可能)
                 オンライン参加希望の場合、下の「購入する」ボタンから、事前にお支払いください。
もし、決済機能が不調の場合は、郵便振替でお願いします。下記メールアドレスまで
メールをいただければ振込先口座をお教えします。よろしくお願いします。
申込みは事務手続き上、前日4月2日(金)17時00分までにお願いします。
申し込み等
hiroyoshi.khc@nifty.com
      樋口浩義 宛
件名は日本ベーシックインカム学会関東地区研究会でお願いします。一般の方の会場参加の定員は先着30名とさせていただきます(会場は100名近く入れますが、コロナ禍により半数の定員制限がございます)

日本ベーシックインカム学会第三回大会ご案内

日本ベーシックインカム学会 第三回関西研究会

日本ベーシックインカム学会 第3回関西研究会

開催日 2020年(令和2年)7月26日(日曜日)

メインテーマ「ベーシックインカムと社会保障制度の共存」

会場 国労大阪会館中会議室 大阪市北区錦町2-2 06-6354-0661

JR大阪環状線天満駅北側から線路沿いに徒歩3分、地下鉄扇町駅から徒歩5分

プログラム

午前の部 午前9時40分頃受付開始。10時半開会あいさつに引き続き、松尾匡(立命館大学教授)「新型コロナ問題と10万給付・反緊縮とベーシックインカムの行方」11時20分まで講義、11時50分頃まで質疑。

昼食休憩後(午後のみの参加も可、受付は随時行っています)

午後の部 午後1時10分~1時50分、山中鹿次「日本ベーシックインカム学会の活動とベーシックインカム実施での課題」(質疑時間を含む)

休憩後 午後2時から3時 京都府立大学名誉教授 小沢修司先生

「ベーシックインカム導入と社会サービスの充実」

講演骨子

昨年秋に法律文化社から「ベーシックインカムを問い直す」という本が刊行された。内容としては、ベーシックインカムが導入されるよりも、他の制度を充実させるべきという意見が多く、その双方を充実させるべきということを小沢先生に語っていただきます。

 

3時10分まで休憩。4時10分まで補足と質疑応答。第3回日本ベーシックインカム学会の案内の後に、4時20分に終了

申し込み・問い合わせ

参加費は ベーシックインカム 学会員 は 無料、 一般 は 千円

当日参加も可能ですが、極力、山中鹿次方にメールでお願いします。

yamashikaransapo@occn.zaq.ne.jp または yamashika0217@gmail.com

なお新型コロナ対策で、今回は懇親会を開催しないのと、大阪府に前日の7月25日段階で緊急事態宣言出ていれば中止、延期となるので、8月後半予定の富山での研究会、9月の連休頃に開催予定の学会大会の案内を含めて、随時、学会ホームページでご確認ください。

https://jabi.jp/

日本ベーシックインカム学会公式サイト

 

日本ベーシックインカム学会のサイトが更新されました。
ぜひご覧ください。

 

4月11日開催予定の大阪市・日本ベーシックインカム学会第三回関西研究会は延期いたします

ベーシックインカム学会 第三回関西研究会

開催日 2020年(令和2年)4月11日

メインテーマ「ベーシックインカムと社会保障制度の共存」 

会場 国労大阪会館中会議室 は、開催を延期いたします。

今後の予定は、決まり次第告知いたします。

『普通の人々の戦い AIが奪う労働・人道資本主義・ユニバーサルベーシックインカムの未来へ』アンドリュー・ヤン著、出版されました。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909515032

 

「普通の人々の戦い AIが奪う労働・人道資本主義・ユニバーサルベーシックインカムの未来へ

原書: The War on Normal People The Truth About America’s Disappearing Jobs and Why Universal Basic Income Is Our Future 」

 

アンドリュー・ヤン(著)早川 健治(訳)

発行:那須里山舎 

四六判 縦188mm 横127mm 厚さ23mm 重さ 360g 446ページ 並製

価格 3,200円+税 ISBN 978-4-909515-03-2 Cコード C0030

一般 単行本 社会科学総記

 

現在、コロナ恐慌対策として、米国の政策にも強い影響力をもつ内容となっています。

以下、ご参考にしてください。

 

「いまこそベーシックインカム」コロナ不況で注目されるアンドリュー・ヤン氏の主張

https://newsphere.jp/economy/20200313-1/?fbclid=IwAR1UEGtPvB_k70HQyXgJsJEoUWmQtrwVdizZQ2Ssnk8Wg1-vjEVBiDUACo4

 

国民に現金を給付、米がコロナ経済対策で検討 ベーシックインカム提唱のヤン氏も協力

 

https://newsphere.jp/economy/20200320-1/?fbclid=IwAR1OVh-B7_yfb7439d-b8uxi8mTumWC2Fxz4xtg4kyeZUPt-XLj9fmLNiYk

 

 

 

3月21日開催予定の富山市のベーシックインカム学会研究会は延期いたします。

● 以下の研究会は、6月上旬に延期いたします。詳細は、判明次第このHPでもお知らせいたします。何卒、よろしくお願い申し上げます。

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日時:2020321日(土曜日) 13:0017:00

会場:大学コンソーシアム富山 

930-0002 富山市新富町1--3 CiCビル5階 ☎076-441-2455

 

 

講演者 

桂木健次氏(富山大学名誉教授)

テーマ「ベーシックインカムの財源としての国債発行の問題」

 

野末雅寛氏(ベーシックインカム・実現を探る会主任研究員)

テーマ「2020年に富山でベーシックインカムを考える意味」

香港政府コロナ対策「現金給付」について

 

香港政府のコロナ対策現金給付が報道されていますが、日本でも必須です。以下は、3・11以後に、「実現を探る会」他有志で、衆参両議員会館で院内集会をやったときの提言です。これも、ご参考になるかと思います。
~~~~~~~~~
~~震災復興基礎所得保障等を政府に要求する声明~~~~
~被災者、そしてすべての人々へベーシック・インカムを!!~...
「3・11」。この日は、日本の歴史の大きな裂け目として記憶されるであろう。
復興へのプランが様々な立場から提言されているが、政府に対して、生活福祉資金
貸付(緊急小口資金)をはじめとする被災者生活再建支援法など、現行関係法規の
積極的活用と柔軟な運用、医療・介護・雇用・住宅・教育・子育てに関する支援の
方策の充実が求められている(注1)。にもかかわらず、それらの申請は複雑であ
り、すでに制度からこぼれ落ちる人々が出ている。また行政機構も含めたすべての
生活基盤が奪われ、雇用が暮らしを支えるようになるまでには多大な時間と試行錯
誤が必要である。
そのような状況の下、いま、私たちは要求する!
まずは、緊急に個人単位・無条件の所得保障として被災地域のすべての人々に月額15万円の支給を。
期間を5年とし、支給対象地域を岩手・宮城・福島三県および近隣県の被災基礎自治体とする(注2)。
支給の条件を「個人単位・無条件」とすることで、一人ひとりの生活の多様性を
損なわない柔軟な所得保障が実現され、将来が見えない被災者の物質的・精神的な
支えとなるであろう。地域の消費にまわることで地域自給を促す迅速な経済回復に
も有効である。地域・地方の経済再生は、個人への所得保障から始まるといってい
い。さらに、この所得保障をベースに、医療・介護・雇用・住宅・教育・子育てな
どの支援(現物給付など)を総合的に組み立てることもまた、すべて政府の責任に
おいてなされるべきである。所得保障によって、義援金を地域のインフラ整備など
にも回すことが可能になる。
財源を懸念する声もあるかもしれない。復興費用試算は20~30兆円、これに加え
て原発対策関連費用が10兆 円を超えるといわれている。阪神・淡路のときの復興
費用は、当初、10兆円といわれたが、結果はその1.5倍以上の16兆円だった。この
莫大な費用の捻出は増税、緊縮財政や通常の国債発行では賄いきれないであろう。
ここは、震災国債発行による日銀の直接引き受けによる方法が最も望ましい。日銀
からの資金は直接国庫に入金され、国の借金を増やすことなく、結果として利子も
つかない。
被災したすべての人々、そしてこの国に暮らすすべての人々が希望をもてる社会
の実現に向けて、わたしたちは、基礎所得保障を基盤とした総合的な復興政策の実
施を要求する。
以上
注1:大阪弁護士会「東日本大震災における被災者の生活再建に係る関係法規の運
用改善及び法改正に関する緊急意見書」 (4月7日付)参照。
注2:ちなみに岩手・宮城・福島三県を「震災特区」として所得保障を実行した場
合、総人口567万人×月額15万円で年間10兆2,114億円。震災復興費用には、この所
得保障分を含めた予算組が必要となる。近隣基礎自治体の中では、茨城県の各自治
体も広域に含まれるが、この概算では省略した。