BIメールニュースNo.172 2012.10.27発行
【1】スウェーデンのベーシックインカム論-ワークフェアから無条件給付へ
【2】韓国「緑評論」のベーシックインカムに関する記事
【1】スウェーデンのベーシックインカム論-ワークフェアから無条件給付へ
いつもお世話になっている北野慶さんのブログで、スウェーデンの福祉が後退している代替案として、ベーシックインカムを提唱しているスウェーデンの国会議員のコメントを紹介している記事が翻訳されています。
スウェーデンのベーシックインカム論-ワークフェアから無条件給付へ
福祉国家は雇用と連動しており、その雇用が生活最低限の所得を保証できなくなりつつあるのは全世界的なテーマですが、高度な福祉国家として知られるスウェーデンもまた例外ではなく、ベーシックインカムが代替案として検討されているようです。
財源は環境税とのことですが、その辺りは緑の党の国会議員らしいです。
【2】韓国「緑評論」のベーシックインカムに関する記事
"すべての市民に100万ウォンずつ!世界が変わるのか見てみよう!"[<緑評論> 20年:1991-2011]キム・ジョンチョル出版社
韓国「緑評論」のベーシックインカムに関する記事。社会信用論までもが視野に入った本格的な論考になっており、かなり充実しています。中でも驚いたのは光州で地域通貨の実験がなされていることです。どなたか、この詳細についてご存知の方はいらっしゃいますでしょうか。
上記の記事もそうですが、韓国でベーシックインカムの受容が真剣に検討されていることがうかがわれます。