ディストピアとしての竹中ベーカム批判

(以下は、白崎一裕個人の見解です。実現を探る会の全体の意見ではありません)

 

私は、このみわさんの論に賛成である。ディストピアベーカム構想は、すでに世界中にあり、おそらくハイパー資本家たちの自分たちの延命策として構想されている。その悪の政策を反駁するには、みわさんの指摘する「財政破綻」のインチキをうちやぶる「通貨改革」=「通貨発行権の政治化」しかない。それは、MMTでも私のような「信用創造廃止派」でもなんでもかまわない。赤字国債発行でも政府通貨発行でも、インフレ調整をしながら、通貨供給をしていけば「財政破綻」はないし、その発行されたマネーを用いて、市民の人権擁護の財政政策は可能である。ただし、そのためには、「みんなのための」財政政策をおこなえる政治の質が担保されないとならない。そこが一番の難関であることは指摘しておきたい。

 

https://diamond.jp/articles/-/249493