アメリカの社会信用運動の活動家・理論家のリチャード・クックの重要なビデオ字幕原稿が翻訳公開となりました。
これから、字幕つけの作業も順次すすめますが、重要なものなので、まず、原稿の公開となります。
今回の翻訳をすすめてくださったのは、反ロスチャイルド同盟のサイトの安部芳裕さんやその翻訳チームの方々です。本当にありがとうございました。
以下から読むことができます。
http://rothschild.ehoh.net/material/animation_07.html
アメリカの社会信用運動の活動家・理論家のリチャード・クックの重要なビデオ字幕原稿が翻訳公開となりました。
これから、字幕つけの作業も順次すすめますが、重要なものなので、まず、原稿の公開となります。
今回の翻訳をすすめてくださったのは、反ロスチャイルド同盟のサイトの安部芳裕さんやその翻訳チームの方々です。本当にありがとうございました。
以下から読むことができます。
http://rothschild.ehoh.net/material/animation_07.html
2009.10.16 | Trackback(0)
(以下のサイト上からの(3)の一部を引用)
このような日本の財政・税体系の問題点の指摘は重要だと考えます。この視点とベーシックインカムの論理が合体する必要性があると思います。(白崎)
「2つ目は、日本政府は増税をすることなく、巨額の負債を返済することができる。私の試算を見てほしい※33。
日本政府の国家債務の78%は、借金を返済するためのものである。日本の国家や国民のために使われているのは政府の債務の22%だけなのである。
さらに、1968年から国民が支払ってきた税金の29%は、政府の借金のために使われた。国家や国民のために使われたのは税金の71%だった。
また、日本政府は民間銀行が作るお金の約89%を毎年借り、そのうち75%を、再び民間銀行へ借金返済として支払っている。
日本政府が巨額の公的債務を積み上げたのは、政府自身がお金を作らずに民間銀行にお金を作ることを許しているからなのである。
ーーーーーーーーーー 以下(略)」
ビル・トッテン氏のコラムのURLは以下のとおりです。
講演録
私が考えるカジノ経済の弊害(1)~(4)
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188505_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188506_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188507_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188508_629.html
上記講演に対する質問と回答(1)~(4)
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188658_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188742_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188792_629.html
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1188895_629.html
2009.09.12 | Trackback(0)
1、「お金」の起源
マネー(お金)という言葉は、ラテン語のmoneta に由来します。最初のローマのコインは、紀元前344年に女神ジュノー神殿で鋳造されました。コイン以前には、牛や豚の歯や貝殻のようなさまざまなものがつかわれました。
歴史上のお金の大部分は貴金属からつくられるコインの形であつかわれるものでした。それゆえに、お金は、それ自身が価値あるものでした。近代的なお金の単位の多くは、貴金属の量を起源とするものを再現したものです。たとえば、一ポンドは、銀のローマンポンド(12オンス)がもとになっています。
2、イギリスにおける銀行業務のはじまり
イギリスにおいて、近代的な銀行はチャールズ1世の時代の1640年にはじまりました。チャールズ1世は(彼が王でもある)スコットランドに対抗するために召集した軍人たちに支払う給料のために、商人や貴族が安全な保管場所としてロンドン塔に保管していた金塊を差し押さえました。
第二次ビショップ戦争は、すぐに終息し、議会のもつ課税権は復活しました。金塊は、再び、持主のもとへもどったのです。
1642年、王と議会のさらなる内戦が勃発しました。ロンドンは議会の根拠地であり、王国内では安全な都市でした。王と議会の双方に金塊を差し押さえらないようにするために、人びとは、街の金細工師の手に金をあずけました。そのことが彼らの金の安全を保障する方法となったのです。
3、金細工士、最初の銀行家たち
この金の引き換えにおいて、預け主は、約束証書としての受領書をうけとりました。これらの受領書、すなわち、最初の銀行券、は、いったんそれらの信用が確立されると、大変な評判となりました。 なにせ、金は重くて扱いにくいものですから、すぐに、これらの受領書は紙幣として使用し始められました。誰もが、金を預けていることにより100%保障されているこの受領書を、よろこんで受け取るようになりました。
金細工師たちは、一部の人たちしか、受領書を預けられた金と引きかえないことに気がつきました、引き換えられた以外の部分の金を元手にして、彼らは保有する金の量以上の受領書(紙幣)をきわめて密かに発行することを始めました。この新しく創造された紙幣(マネー)は、こうして金利付きで貸し出しを希望する人々に貸し出されました。これは、かなり法的に怪しい行為だったのですが、それは、けっして司法の裁きをうけなかったのです。
4、イングランド銀行
こうして、1694年に、何もない、まさに無から創造されたお金(マネー)の発行は、効果的にイングランド銀行の創立を正当化しました。ただ、それは、設立された最初の銀行ではありませんでした(クッツが1690年に創立していました)。しかし、お金の創造の本質は、銀行がお金の供給をし続ける役割の中心となることだったのです。
1694年当時、イギリスは、いまだ、大部分が農業国家でした。大半の人々は、自ら作物を育て食糧を得、自ら家をたて、燃料のまきをあつめ、泉から水をくみ、しばしば、衣服をつくっていました。お金は必要なかったのです、現在の大部分の人々にとって今日そうであるようにーーーー。しかし、国家が戦争に向かうとき、さらに多くのお金が必要となりました。
当時の王であるウィリアム三世は、フランスと戦争をしたために資金が必要となっていました。 王の徴税の権限と正当性は限界にきていました。それで、もっともすばやく、簡単な方法で王の必要性をみたすことは借金することだったのです。六つのロンドンの金細工師協会は(この協会は、ウイリアム・パターソンという人物によりひきいられていた)8%の金利で金において120万ポンドを王に貸し付ける条件で、最初の共同出資銀行の設立を王の権限で与えられました。これが国債のはじまりだったのです!
より重要なことは、どんなふうにでも、かれらは、私的な貸し付けに紙幣で120万ポンドを創造する権限が与えられていたということなのです。この紙幣は、理論上は、金によってその価値が裏付けられていました。しかし、金は、王に貸し出されていたままだったのです。それが意味するものは、120万ポンドの二倍以上が貸し出されているということなのです!!
このことは、一般大衆には、隠されたままだったので、その正当性について、けっして裁判所の審理をうけることはありませんでした。今日も、銀行は、上記のような活動をベールに覆い隠したままにしておきたいのです。(続く)
文責 白崎一裕
2009.09.11 | Trackback(0)
この「負債としてのマネー」はアメリカのlifeboatnews のPaul Guignonが製作してgooglevideoに載せたものです。
銀行が負債としてのマネーを無から作り出して社会を金融に隷属させてしまう仕組みをわかりやすく説明しています。信用創造や中央銀行の「知られざる」仕組みやその歴史等々、とても参考になります。通貨改革を考える際の必見アニメです。ぜひ、ご覧ください。
2009.07.23 | Trackback(0)
2009年3月8日
1)まずダグラスが大恐慌のさなかの1935年にオスロで国王や実業界の代表を前に行った講演で、社会信用運動の核心が簡潔に要約されています。スクロールダウンしてください。
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=6870
2) これは今のアメリカで社会信用運動を代表するリチャード.クックのホームページ。インタヴューやエッセーが中心なので初心者にも解かり易いでしょう。オバマ大統領に送ったアメリカ経済再建のためのクックプランも掲載されています。なおクックはNASA 勤務時代にスペースシャトルの事故を予測し告発したことでも有名で、そのチャ
レンジャー関係の文書も入っています。
http://www.richardccook.com/articles/
3)これはカナダでダグラスの思想を広めたカトリックの宗教者ルイ.エヴァンの主著「この豊かさの時代にIN THIS AGE OF PLENTY」をそっくり読めるサイトです。ローマ教皇の言葉が引用されるなどカトリックの色彩が強いですが、社会信用論自体についてはダグラスよりはるかに噛み砕いて解かり易く説明しています。これを読めば社会信用論はすべて理解できると言えるでしょう。中高生でも分かるような平明な英語で書かれています。一番のお奨めのサイトです。
http://www.michaeljournal.org/plenty.htm
4)これはエヴァンが信用の社会化に基づく金融システムをより現実的制度的に詳しく説明したもの。すこし難しくなります。
http://www.michaeljournal.org/soufin1.htm
5)これはエヴァンと彼の共鳴者たちのマネーと信用をめぐるさまざまなエッセーを集めたもの。読みやすいものばかりです。スクロールダウンしてください。
http://www.itulip.com/forums/showthread.php?t=22512
(編集部・注 上記のルイ・エヴァンなどのサイトは、一部、以下の安部芳裕さんの「反ロスチャイルド同盟」のサイトで翻訳されています。)
http://www.anti-rothschild.net/material/41.html
6)これは本命のダグラスの主著「SOCIAL CREDIT」を一冊まるごと読めるサイトです。
ただダグラスは読者に親切な文章を書く人ではなく金融や会計の専門用語も出てきます。それでも読んでみたい人はどうぞ。上記のサイトを読んだ後でなら難解ということはないでしょう。
http://www.mondopolitico.com/library/socialcredit/prefacetoreviseded.htm
7)これもダグラスの重要なエッセーや適切な解説が読める良質なサイトです。
http://douglassocialcredit.com/
8)これは通貨改革論の立場に立つさまざまな人たちのマネーと信用に関するエッセーを沢山集めたサイトです。たいへん面白く勉強になります。今の英国で社会信用論を代表するMICHAEL.ROWBOTHAM の重要な論文も読むことができます。
http://www.prosperityuk.com/articles_and_reviews/articles/index.php
以上です。
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以下は、BI・実現を探る会側で選んだ、ダグラス(通貨改革)などにふれた日本語文献。
2009.06.16 | Trackback(0)
2008年9月にアメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破たんしました。その後、またたく間に世界中にその影響がおよび、「金融不安」「金融危機」「深刻な不況」などという言葉がマスコミにあふれだしました。しかし、これは「不況」などではありません。これは、「世界恐慌」なのです。
この「世界恐慌」は、突然始まったのではありません。
世界の先進国といわれる国々は、多くの富をもちながら、また、膨大な負債をかかえています。また、発展途上といわれる国々では、貧しいのに、それでも多くの負債をかかえています。 こういう負債の状況が「世界恐慌」につながっています。
あなたは、その「世界恐慌」を理解したいと思いませんか?
いままで、なんども言われてきました。政府の税収がないから、医療や教育に回すお金はないんだ、とか、本当にやりたい仕事をするために給料が減ってもかまわないなんてゼイタクなことだよ、住宅ローンはあるし、借金があるなかで、自分も食わなきゃいけないし家族も養わなきゃいけないんだから、とか。こんなようにです。でも、それらは、本当はおかしなことじゃありませんか?私たちは、そうやって苦労して無理して得たお金で物を買います。それらの物が生産される過程で、森林が破壊され、水が汚染され、空気が汚されていきます。私たちは、別の選択肢を選ぶことができないので、やむを得ず、そういう暮らしを続けてきました。でも、本当に税収が増えないと医療費や教育費はないんでしょうか。また、私たちは、永遠に、ローンや負債から抜け出ることはできないんでしょうか。
お金の問題は、私たちのすべての生活の核心部分にあります。こういうお金というものが何であり、そして、どのようにはたらいているかを理解する時が、いよいよ、やってきたのです。
ベーシックインカム・実現を探る会のHPの全体をより明確に理解するためにも、この通貨改革のコーナーをぜひ、お読みください。そして、その理解は、世界のさまざまな問題の原因を探り、それらを解決するために役立つものと確信しています。
お金がどのようにはたらいているかを知れば、私たちの金融というものの望ましいあり方もみえてくるはずです。私たちは、それらをめざす活動に参加することもできるでしょう。
わたしたちのサイトは、そんな、みなさんのためにつくられていきます。
(文責・白崎一裕)
2009.06.01 | Trackback(2)