ベーシックインカム・現在から未来へ
ベーシックインカム若手研究者と語り合おう!
これまで、ベーシックインカム・実現を探る会では、関曠野さん、古山明男さん、小沢修司さんよりトータルなベーシックインカムについての問題提起を受けてきました。今後は、ベーシックインカムの具体的な運動論を共通理解にしていきたいと考えます。運動論を構築していく際に重要なのは、さまざまな個別運動課題とBIとの関連・分析などが重要です。
今回は、BIをめぐって研究されている若い研究者の皆さんをお招きし、堅田さんからはジェンダー、小林さんからは労働、村上さんからは財源というテーマでお話し頂きます。また報告事項として、BIEN(ベーシック・インカム世界ネットワーク)のブラジルにおける世界大会のご報告もお願いしています。
更に今回の企画では、参加者の抱える個別・個人的問題を意識化して、それをBIと関連づけるためワークショップ方式をとります。それぞれの問題提起の後に参加者をカテゴリー別に3グループに分けディスカッションをします。市民が能動的な主体となるきっかけづくりとしたいと考えています。
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2010年11月27日(土)18:30~21:00
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下北沢タウンホール(定員70名)
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話し手(順不同)
堅田香緒里さん(埼玉県立大学保健医療福祉学部 助教)
小林勇人さん(立命館大学衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー)
村上慎司さん(立命館大学衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー)
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司会・コーディネーター
白崎一裕(ベーシックインカム・実現を探る会)
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参加費自己申告 500円~1,000円
(非正規雇用・生活保護受給者・失業者・野宿者など自由と生存確保困難の方々は500円)
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主催:ベーシックインカム・実現を探る会
協賛:ベーシックインカムを考える会
後援:BIJN(ベーシックインカム日本ネットワーク)
- 【PDF版フライヤー】
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お申込みは本HPの【申し込みフォーム】からどうぞ。
※ご希望のディスカッショングループ(ジェンダー、労働、財源)をお知らせください。
話し手プロフィール
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堅田香緒里(かただかおり)さん
所属:埼玉県立大学保健医療福祉学部助教(助手)。論文:「分類の拒否―自立支援ではなくベーシック・インカムを」。『現代思想』2006年12月号(山森亮との共著)。「ベーシック・インカムとフェミニスト・シティズンシップ ―脱商品化・脱 家族化の観点から―」『社会福祉学』50-3(2009)※日本社会福祉学会・学会賞奨励賞を受賞。「ベーシックインカムに女性の視点を」『We』164号(2010)(インタビュー)。研究テーマ:貧困の政治、女の貧困、ベーシックインカム。
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小林勇人(こばやしはやと)さん
立命館大学 衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー。研究テーマ:ワークフェア、就労支援、所得保障。著書・論文など:2007「冗談でも、本気ならなおさら、"Don't Kill Me!"」『VOL』2: 108-15。2010「就労支援・所得保障・ワークフェア」『現代思想』38(8): 182-95。2010「第2章 カリフォルニア州の福祉改革」。渋谷博史・中浜隆編『アメリカ・モデル福祉国家 I 』昭和堂,66-129。
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村上慎司(むらかみしんじ)さん
所属:立命館大学 衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー。研究テーマ:経済哲学、社会保障の基礎理論。著書・論文等:2008 「福祉政策と厚生経済学の架橋についての試論」。『経済政策ジャーナル』2009 立岩真也・橋口昌治との共著『税を直す』青土社(2010) トマス・ポッゲ著・立岩真也監訳・その他との共訳書。『なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか―世界的貧困と人権』生活書院。
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白崎一裕(しらさき かずひろ)
ベーシックインカム・実現を探る会代表、反貧困ネットワーク栃木共同代表。ベーシックインカム関連では、『社会臨床雑誌第18巻第1号』日本社会臨床学会編集委員会。「ベーシックインカムを希望の原理へ~所得への権利を考える~ 」(2010年)。『We』165号(2010年4.5月号)。講演録「 オカネは基本的人権だ─希望の原理としての所得保障」。『We』168号(2010年10・11月号)「Weフォーラム報告・ベーシックインカムでつながれるか、変えられるか」白崎一裕、稲葉剛、竹信三恵子、西川正、などがある。また、「BI・実現を探る会」メルマガ毎月!連載執筆中。