震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集会

3・11の震災は、地球規模で多くの人々にショックを与えました。

ユニオンの被災者の生の声をもとに有志による「基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集会」を開催します。

要旨は被災者に早急に無条件・個人単位による基礎所得保障を支給し、医療保障、住宅、被災孤児、児童、高齢者、障がい者、ひとり親、女性、セクシャルマイノリティ、在日外国人等に迅速・適切な支援を求めるものです。

また原発で働く労働者への補償と被災者の雇用政策を要求します。

最終的には日本全域に基礎所得、社会保障の充実を求める集会です。

日時と会場

プログラム

  • 11:30~13:30 院内集会

  • 14:30~16:30 フリートーク&交流会の予定(同じ会場)

発言者

  • 佐々木淑子(福島県・郡山市被災者、ケアマネジャー・看護師・認知症グループホーム建設中に被災)

  • 岸本聡(全建総連・釧路建設ユニオン書記長)

  • 山森亮(同志社大学教員)

  • 佐藤昌子さんからのメッセージ代読(パナソニック派遣切り裁判元原告、郡山市被災者…予定)

  • 白崎一裕(反貧困ネットワーク栃木・共同代表・栃木県北にて被災)

  • 他、関東の被災者の発言(交渉中)

  • 鎌仲ひとみさん「ヒバクシャ」(監督)からのメッセージ

  • アジア・アフリカ、ヨーロッパからの連帯、応援メッセージ

  • 司会と発言~白崎朝子(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)

  • ※ 参加国会議員の紹介は随時、行ないます。

主催と連絡先

  • 震災復興基礎所得保障等を政府に要求する実行委員会

    安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会

    ベーシックインカム・実現を探る会

    反貧困ネットワーク栃木

    ほか

  • 連絡先

    tel.090-6177-4013

USTREAM配信情報
集会の様子を以下で放送します。

震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する要望

以下は、BIメールニュースの執筆者のおひとり、白崎朝子さん(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)からの「震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する請願」への連帯の呼びかけです。転載歓迎とのことですので、ご協力お願いいたします。

☆☆☆転送歓迎☆☆☆

みなさま

白崎朝子です。私が被災した当事者から聞いた生の声や仲間からの情報をもとに「この指止まれ!」形式で草の根活動家のみなさまや友人に呼び掛け人・賛同人になって頂きたくてメールしています。

要求項目はとりあえず、私が想像しうるものを書きましたが、不充分であることを承知の上で、賛同を呼び掛けております。

まだ呼び掛け人の募集をしています(皆様、ありがとうございます。多くの方によびかけ人になっていただきましたので、よびかけ人募集は締切とさせていただきます)。〆切は4月11日(月)午前中。また賛同団体や賛同個人も同時にお願いしますので、呼び掛け人は無理でも賛同個人や賛同団体になっていただけたら幸いです。

  • 第一次集約4月11日23時まで。

  • 第二次集約4月25日13時まで。

  • その後も継続して集める予定です。

    賛同署名の宛先(お名前と可能なら所属などをお知らせください)

いただいた個人情報は、今回の署名以外には使いませんので、どうかよろしくお願い致します。いろいろ不備な点はありますが、どうかご容赦ください。

震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に政府に要求する要望書

《要旨》

  1. 被災した人々に早急に無条件・個人単位による基礎所得保障を支給してください。

  2. 被災ならびに被曝した人々に半永久的な医療を保障してください。

  3. 被災した人々が今までのつながりを断たれずにすむような仮設住宅を早急に作ってください。

  4. 被災して孤児になった20歳未満の子どもたちに対する適切な施設、ならびに支援、心のケアの体制づくりを早急に求めます。

    また、子どもに関する早急な支援体制つくりを要求します。

  5. 高齢者、障がい者やひとり親、女性やセクシャルマイノリティなどへの支援体制の強化を求めます。また要介護者を抱える被災した人々のために、介護施設の建設や支援者の充実を早急に実現してください。

  6. 被災した人々に車を支給してください。(また車の所持を理由にした生活保護の適用拒否は今すぐ、止めてください。)

  7. 今回被災地で働いているすべての労働者への補償、また被災者が解雇・失業しないような対策を求めます。

    また今回の被災で東北だけでなく北海道や関東全域にも連鎖倒産や失業者が出てきています。日本全域に対する基礎所得保障、雇用対策と社会保障の充実を求めます。

《理由》

  1. いま被災者の生活保護が急増していますが、審査事務をしている間に死者が出ます。また、行政機構も被災していて機能していないところがたくさんあります。早急に無条件で個人単位の基礎所得保障が求められています。

  2. 原発事故の影響でこれから数年後、小児甲状腺癌が急増することはチェルノブイリ原発事故の医学的な追跡調査からも明らかです。医療体制の早急な立て直しと医療費の保障、薬の製造を求めます。

  3. 阪神大震災の時には仮設住宅での孤独死が問題となりました。仮設住宅で孤立しないような対策を求めます。

  4. 4月初旬の段階で多くの被災孤児の存在が知られるようになりました。しかし全国的に児童養護施設は満杯です。早急な施設建設、里親制度の改善、ならびに職員・支援体制を求めます。また被災した子どもたちの回復のための手厚い支援体制の急務を要望します。

  5. 要介護者を抱える被災者から、「介護する私達が先に崩壊する!」という訴えを聞いています。要介護者ならびに介護者への支援充実、ならびに介護労働者への支援充実を求めます。

  6. 自動車保険は天災には適用されません。ですが、今回の津波で北海道の沿岸部まで車が流されています。被災地域は自動車が無ければ、食料や灯油一つ買い出しに行けません。被災者に車の現物支給を求めます。

  7. 原発事故に対応している特に下請け労働者、被災・被曝した労働者にきちんとした補償をしてください。また既に被災者の解雇、連鎖倒産、東京でも派遣社員の解雇や、採用見送りが出てきています。更なる雇用状態の悪化が始まっています。日本全域への基礎所得保障を検討課題としてください。

呼び掛け人(到着順)

  • 白崎朝子(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)

  • 吉岡多佳子(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)

  • 岸本聡(全建総連釧路建設ユニオン書記長)

  • 高浜敏之(くにたち・あみてぃ、ケアワーカー)

  • 堀内慶子(精神科医)

  • 堅田香緒里(埼玉大学教員)

  • 池田幸代(新宿野宿者女性の会「心を開く輪」、福島みずほ秘書)

  • 滝澤寛(京都から東日本大地震被災者を支援する会)

  • 山森亮(同志社大学教員)

  • 小林律子(編集者)

  • 稲邑恭子(編集者、大学相談員)

  • 林立彦(教員)

  • 立川さき(NPO法人「ドネーションショップわかちあい」代表)

  • 飯沼正晴(ベーシックインカムええじゃないか)

  • 斎藤有子(不登校を考える川崎たまの会、ケアワーカー)

  • 山下耕平(コムニスタ・フォロ)

  • 牧野久美子(アフリカ研究者)

  • 中野冬美(発言するシングル(マザー)の会)

  • 白崎一裕(反貧困ネットワーク栃木・共同代表)

賛同個人(到着順)

  • 屋嘉比ふみ子(ペイ・エクイティ☆コンサルティング・オフィス代表)

  • 野村羊子(三鷹市議、プーの森)

  • 松平尚也(アジア農民交流センター)

  • 渡辺照子(働く女性の全国センター会員 派遣社員)

  • 神谷万喜子(編集者)

賛同団体

  • 安全な労働と所得保障求める女性介護労働者の会

  • NPO法人くにたち・あみてぃ

  • 発言するシングル(マザー)の会

  • 反貧困ネットワーク栃木(有志)

(2011年4月8日16時現在)