2020.10.06 | Trackback(0)
(以下は、白崎一裕個人の見解です。実現を探る会の全体の意見ではありません)
私は、このみわさんの論に賛成である。ディストピアベーカム構想は、すでに世界中にあり、おそらくハイパー資本家たちの自分たちの延命策として構想されている。その悪の政策を反駁するには、みわさんの指摘する「財政破綻」のインチキをうちやぶる「通貨改革」=「通貨発行権の政治化」しかない。それは、MMTでも私のような「信用創造廃止派」でもなんでもかまわない。赤字国債発行でも政府通貨発行でも、インフレ調整をしながら、通貨供給をしていけば「財政破綻」はないし、その発行されたマネーを用いて、市民の人権擁護の財政政策は可能である。ただし、そのためには、「みんなのための」財政政策をおこなえる政治の質が担保されないとならない。そこが一番の難関であることは指摘しておきたい。
2020.09.26 | Trackback(0)
【ベーシックインカム読書会よりのイベント開催案内】
2020.09.08 | Trackback(0)
2020.09.08 | Trackback(0)
コロナ後へ!人類に勇気を与える新生政治家&歴史家のベーシックインカムをまじえての
超対話 アンドリューヤンVSルトガー・ブレグマン。
『普通の人々の戦い』https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909515032
『隷属なき道』https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784163906577
の著者二人が語り合う人類への道標対談。
『普通の人々の戦い』の訳者、早川健治さん(翻訳家)が生き生きと訳してくださいました。それぞれの著作と共にぜひ、お読みください。以下です。
「貧困は人格の欠如ではない。カネの欠如だ」(ブレグマン)
「真の対立軸は人道対非道だと思うね。目標は僕らの経済や地球をなるべく速く人道的にしていくこと。」(ヤン)
2020.07.09 | Trackback(0)
日本ベーシックインカム学会 第3回関西研究会
開催日 2020年(令和2年)7月26日(日曜日)
メインテーマ「ベーシックインカムと社会保障制度の共存」
会場 国労大阪会館中会議室 大阪市北区錦町2-2 06-6354-0661
JR大阪環状線天満駅北側から線路沿いに徒歩3分、地下鉄扇町駅から徒歩5分
プログラム
午前の部 午前9時40分頃受付開始。10時半開会あいさつに引き続き、松尾匡(立命館大学教授)「新型コロナ問題と10万給付・反緊縮とベーシックインカムの行方」11時20分まで講義、11時50分頃まで質疑。
昼食休憩後(午後のみの参加も可、受付は随時行っています)
午後の部 午後1時10分~1時50分、山中鹿次「日本ベーシックインカム学会の活動とベーシックインカム実施での課題」(質疑時間を含む)
休憩後 午後2時から3時 京都府立大学名誉教授 小沢修司先生
「ベーシックインカム導入と社会サービスの充実」
講演骨子
昨年秋に法律文化社から「ベーシックインカムを問い直す」という本が刊行された。内容としては、ベーシックインカムが導入されるよりも、他の制度を充実させるべきという意見が多く、その双方を充実させるべきということを小沢先生に語っていただきます。
3時10分まで休憩。4時10分まで補足と質疑応答。第3回日本ベーシックインカム学会の案内の後に、4時20分に終了
申し込み・問い合わせ
当日参加も可能ですが、極力、山中鹿次方にメールでお願いします。
yamashikaransapo@occn.zaq.ne.jp または yamashika0217@gmail.com
なお新型コロナ対策で、今回は懇親会を開催しないのと、大阪府に前日の7月25日段階で緊急事態宣言出ていれば中止、延期となるので、8月後半予定の富山での研究会、9月の連休頃に開催予定の学会大会の案内を含めて、随時、学会ホームページでご確認ください。
2020.05.23 | Trackback(0)
ベーシックインカム・実現を探る会 代表 白崎一裕
(以下の文章は、白崎の個人的意見です)
これは、ネット上の情報で、一次資料に
あたって精査しているわけではないので
あくまでも、小話の類ですが、
現在のコロナ危機で、世界の原油使用量が
約30%減少したという記事がありました。
たしかに、WEB上では、中国など各国の大気汚染が
なくなったり、ラジオを聴いていたら、
あのガンジス川がきれいになって川底が
みえるので、現地では驚きだというのも
ありました。
さて、この原油30%減を、これまた
単純に、30%のGDP減だとすると
いつごろのGDPになるかと調べてみると
およそ、30%減は、350兆円になり
それは、あのバブル期の1987年ごろの
数字と同じになります。
ここから、先は、まったくの実感ですが
(あくまで、実感です。所得がいくらあるとかそういうことではなくてです。暮らしの感覚のはなし)
自分の生活実感として、別に、現在と特段の変化は
ありません。 むしろ、貧しくなっている。
生活実感としては
さて、30%の原油減が何か問題でも??
となります。
ちなみに、私のうまれた、1960年の
GDPは、15兆円ぐらいでしょうか。
こうなると、ますます、GDPなる数字の
インチキさが判明することにもなりますが、
けっきょく、コロナ危機で大騒ぎになるのは
、資本のいびつな集中で、富が極端に
偏在しているから、社会的不安が増大する
のであり、即座に、すべての通貨を公共通貨に
おきかえ、資本を徹底分散する国民配当(ベーシックインカム)を すれば、即刻、ポストコロナの社会の基礎が
できあがる、その富の偏在の一部を、医療や介護など
いま、大変な場所に手厚く配分して
ケア中心の社会に転換するだけです。
な~~~んにも、難しいことはないでは
ありませんか?
難しくしているのは、ひとえに、政治の責任
だということになります。
2020.05.17 | Trackback(0)
(この文章は、白崎一裕個人の見解で、会の総意ではありません)
(この文章のタイトルにすこし注釈を加えます。<お金はいくらでも配れる>ということですが、これは、緊縮財政的な政府を牽制することと、通貨発行権の重要性について強調するために<いくらでも>という表現になっていますが、もちろん、お金の発行量は、インフレを勘案して発行していかないといけません。ですから、<いくらでも>というのは、比喩的な言い方であり、正確には「適正な通貨発行量」ということになるわけです)
コロナショックは、すべての人間社会の活動を停滞に追い込んでいます。
と、同時に、私たちにマネー観の転換を迫っています。いままで、マネーは、個人の欲望を実現する「特権的」なものとして流通してきました。これは、いわゆる「商品貨幣論」というものでしょう。しかし、よく考えてみてください。個人の欲望を実現するためにも、すべての人々は、社会的関係性が維持されなければ、すべての生産も消費もストップしてしまいます。欲望の実現どころではありません。今、現在、コロナはここを突いてきました。まさに、一人では何もできないのです。この社会関係をスムーズに維持し、交通させるための道具がマネーの本質的役割です。これを公の「インフラマネー」とよびましょう。法的には「基本的人権としてのマネー」ともいえます。
このインフラマネーを、万人に保証するのが、ユニバーサルベーシックインカムといえます。ここのところコロナショックに対応して、様々な、ベーシックインカム的現金給付の提言がなされていますが、白崎の独断で、それらを紹介してみましょう。
〇 英国が政府通貨でベーシックインカム!?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040901228&g=int
上記の記事が事実とすると、コロナショックでイギリスの中央銀行が国債直接引き受けの政府通貨を発行することと同じことをやるようです。一時的なものといっても、これは、中央銀行の動きとしては画期的です(米国のFRBをはじめ、それぞれの中央銀行が似たような政策をはじめつつあります、けっこう追い詰められているということでしょう)。
イギリス政府は、ベーシックインカム給付もほのめかしていましたから、「政府通貨でベーシックインカム」という私の年来の主張が実現することとなります。
〇 れいわ新選組の立候補で昨年、注目された、大西つねきさんの緊急動画です。大西さんらしく、現在の金融システムの欠陥から、米国へ従属する日本の在り方への疑問が述べられてます。米国が220兆円規模のコロナ対策の財政出動をするのならば、ドル円の為替関係からみても、日本政府は、即時に、220兆円規模のマネーを配れという憂国の提言です。
〇 同じく、れいわ新選組の山本太郎さんの経済政策に影響大の松尾匡さん(立命館大)が代表の薔薇マークキャンペーンの緊急経済提言です。具体的な経済分析と現金給付などの立体的な政策提言です。
https://rosemark.jp/2020/03/22/rose_shock-1/
〇 私も呼びかけ人になっている「国債を財源に全ての国民一人ひとりに20万円給付してください」の署名キャンペーンです。
似たものに、昨年の京都市長選候補の福山和人さんたちがよびかけている以下のものがああります。
https://www.change.org/p/衆参-全国民-住民に20万円以上の現金給付を?recruited_by_id=9edb25c0-5676-11e5-9a3d-ed3e87b90fe8
他にもたくさんありますが、みなさん、それぞれの立場で、ベーシックインカム的な声をあげていきましょう!
それらは、いずれ、ユニバーサルベーシックインカムに集約されるでしょう。
合言葉は、
「たかが、金のために死ぬな!国は金をいくらでも配れる!」です。
2020.04.12 | Trackback(0)
2020.04.05 | Trackback(0)
ベーシックインカム学会 第三回関西研究会
開催日 2020年(令和2年)4月11日
メインテーマ「ベーシックインカムと社会保障制度の共存」
会場 国労大阪会館中会議室 は、開催を延期いたします。
今後の予定は、決まり次第告知いたします。
2020.04.05 | Trackback(0)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909515032
「普通の人々の戦い AIが奪う労働・人道資本主義・ユニバーサルベーシックインカムの未来へ
原書: The War on Normal People The Truth About America’s Disappearing Jobs and Why Universal Basic Income Is Our Future 」
アンドリュー・ヤン(著)早川 健治(訳)
発行:那須里山舎
四六判 縦188mm 横127mm 厚さ23mm 重さ 360g 446ページ 並製
価格 3,200円+税 ISBN 978-4-909515-03-2 Cコード C0030
一般 単行本 社会科学総記
現在、コロナ恐慌対策として、米国の政策にも強い影響力をもつ内容となっています。
以下、ご参考にしてください。
「いまこそベーシックインカム」コロナ不況で注目されるアンドリュー・ヤン氏の主張
国民に現金を給付、米がコロナ経済対策で検討 ベーシックインカム提唱のヤン氏も協力
2020.03.29 | Trackback(0)
● 以下の研究会は、6月上旬に延期いたします。詳細は、判明次第このHPでもお知らせいたします。何卒、よろしくお願い申し上げます。
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日時:2020年3月21日(土曜日) 13:00〜17:00
会場:大学コンソーシアム富山
〒930-0002 富山市新富町1-2-3 CiCビル5階 ☎076-441-2455
●講演者
桂木健次氏(富山大学名誉教授)
テーマ「ベーシックインカムの財源としての国債発行の問題」
野末雅寛氏(ベーシックインカム・実現を探る会主任研究員)
テーマ「2020年に富山でベーシックインカムを考える意味」
2020.03.16 | Trackback(0)